こんにちは! 理数専門塾サピオ(岡山・倉敷)の梶田です!
今回は先日ある生徒から「数学に暗記する(覚える)ことはどれくらい必要なのか」
という質問がありましたので、個人的な見解を書いていこうと思います。
これから書く内容はあくまで主観ですので正解ではありません。
また、1人ひとりの能力や性質、目標とするレベルによっても
異なってくると思いますので1つの意見として読んでください。
まず、数学は全教科の中で最も(考える)教科という認識を持っている
人が多いのではと思います。私もそれは間違っていないように思えます。
では、言いかえる(覚える)という要素は少ないということに
なるのでしょうか?
数学が好きで得意な生徒たちから
「数学はあまり覚えなくても考えたらわかるから好きだ」
「1の知識が10になるから好きだ」
といった発言を聞くことがあります。
私も若かりし頃はこういったことを言っていたかもしれません。
でも騙されてはいけません!
数学が得意な生徒たちは、当たり前のように
最低限のことは覚えているのです。
いえ、かなりのことを覚えていると思います。
それを覚えていないと言い張るのです。
では、なぜ覚えることが少ないと思ってしまうのか。
まずみなさんが数学で(覚える)と認識していることは
ルール(公式や計算のやり方など)を覚えることでしょう。
これは社会や理科の生物系のワード、英単語や漢字などと
同じで暗記する(覚える)というとらえ方をしいてるのではと
思います。これらに関しては数学の苦手な生徒たちも覚えていることが
多いです。
では(覚える)ことはこれくらいで、残りは(考える)に
なるのでしょうか。これだけであれば確かに数学で(覚える)は
少ないと言えるのかもしれません。残りはすべて(考える)に
なってしまいます。
でも、答えはノーです!
解法を(覚える)という作業が必要になります。
数学の得意な生徒たちは「解法を覚えたりすると力がつかない」と
格好をつけることもありますが基礎問題、重要な問題、特徴のある問題など、
しっかりガッツリ解法を覚えています。
ただし、この(覚える)は先程の公式や計算のルールなどとは少し違います。
私はここに数学が苦手(点が取れない)になるか、
得意(点が取れる)になるかの大きな要因があると考えています。
ではこの解法を(覚える)というのを、苦手と得意に分けてみると
・数学の苦手な生徒
アクション
①ある問題の解き方を覚える
②最低限の類題を解く(数字や多少パターンの違った問題程度)
結果
この問題だけが解けるようになった
・数学の得意な生徒
アクション
①ある問題の解き方を覚える
②多くの類題を解く(同類の多パターンの問題、応用問題など)
結果
こういった形式の問題が解けるようになった
この②の演習を意識的に行うかどうかで大きく力の付き方が変わってくるのではと
思います。また、得意な生徒たちはやはり「この問題だけ」でなく、
「こういった形式の問題」を貪欲にマスターしたいのです。これが
1の知識が10になるという事だと思います。つまり、勝手に膨らむのではなく
そうなるために下積みはしっかりしているのです。
でも、この作業は公式や計算のやり方、ワードを暗記する(覚える)とは
少し違うように思えますし、(覚える)という認識はあまりないのかもしれません。
でも、確実に(覚えている)と私は数学の指導をするようになって
気づきました(認めるようになりました)。
(覚える)のベースをしっかり作って、
それらを結び付けて(考える)にシフトしていくのです。
質の高いところで(考える)勝負していくのです。
知識が結びついて多くの問題が解けるようになると
数学はめちゃくちゃ楽しいですよ!
ですので、公式や計算のやり方などは覚えているのに点が取れないという
数学が苦手なみなさん、「同形式の問題が解ける」ようになるための
演習を固めて行い、少し広い範囲で解法を(覚える)という習慣を
身に付けてください、そういった意味ではめちゃめちゃ覚えてください!!
自分1人で実践するのは難しいと思った場合は、是非1度、
サピオに体験に来てください。現状の勉強のやり方などを
しっかり聞いて、適切なアドバイスをしますので!
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理数専門塾サピオ 塾長 梶田 真弘