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速さに関する問題

こんにちは!

理数専門塾サピオ講師の三木です。

あと1週間ほどで暑さが少し和らぐそうですね。

気温の変化で体調を壊さないように気を付けましょう!

 

さて、今回はこちらの問題を紹介します。

問 . 家から図書館を自動車で往復しました。行きは時速40km、帰りは時速60kmでした。

    往復の平均の速さを求めなさい。

 

この問題で間違いやすいのは、行きの速さと帰りの速さの平均をとってしまうことです。

往復の平均だから(40+60)÷2=50で、時速50kmとすると間違いです。

なぜ、間違いなのでしょうか。そもそも、速さとはどういうものなのでしょうか。

速さというのは、単位時間あたりに進んだ道のりのことです。

時速の場合は「1時間あたりにどれだけの道のりを進んだか」を表したものになります。

速さは道のり÷時間で求めることができますよね。

この式のように道のりを時間で割って求められる速さが「平均の速さ」なのです。

時速40kmといっても、常に時速40kmというわけではありません。

例えば、坂道で時速40kmよりも速くなったり、遅くなったりするはずです。

つまり、みなさんが道のり÷時間で求めている速さ「平均の速さ」なのです。

「平均を足して2で割ってはいけない」というのはみなさんご存じだと思います。

男子10人の平均点が70点、女子15人の平均点が75点のテストで

全体の平均点は、

(10×70+15×75)÷(10+15)=73 

よって、73点となりますよね。

速さを求めるときにもこれと同じことがいえます。

 

では、問題に戻りましょう。

問 . 家から図書館を自動車で往復しました。行きは時速40km、帰りは時速60kmでした。

    往復の平均の速さを求めなさい。

この問題では、家から図書館までの距離が与えられていないので120kmと仮定しましょう。

まず、行き(家から図書館)にかかった時間を求めます。

120÷40=3 3時間

次に、帰り(図書館から家)にかかった時間を求めます。

120÷60=2 2時間

よって、往復の道のりは120+120=240 240km

    往復にかかった時間は2+3=5 5時間

したがって、往復の平均の速さは240÷5=48 時速48km となります。

今回は、速さとはどのような考え方だったのか、基本をしっかりおさえていないと

間違えてしまう問題を紹介しました。

この分野に限らず、また、数学に限らず、

すべてにおいて基本をしっかり理解しておくことは大切です。

理数専門塾サピオでは専門性を持って指導にあたり「充分な理解」を提供していきます。

そして、生徒一人ひとりの学習管理を徹底していくことで「的を得た演習」を確立し、

自立的に学習していく力も育てていきます。

 

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理数専門塾サピオ 講師 三木 琉矢

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